匠の技
着物リメイクにおいて欠かせない工程が「解き」です。
一見すると単純に思われがちですが、実際はとても繊細で根気のいる作業です。着物は正絹で、縫い糸も生糸のため、強く引っ張ることができず、ひと針ひと針を慎重に外していかなければなりません。古い着物でも新しい着物でも手間は変わらず、時間と細やかな注意が必要です。
また、私たちの工房では、
1.振袖
2.留袖
3.その他(大島紬・小紋・銘仙など)
と着物の種類に応じて解き方を変えています。そのため、それぞれの着物に合わせた指示書をつけ、正しい方法で作業できるよう体制を整えています。
解きを担当しているのは、80代のシニアスタッフの方々です。長年の経験による手仕事はとても丁寧で、安心してお任せできる大切な存在です。
本製品の縫製は、長年縫製工場の第一線で技を磨いてきたベテラン縫製職人が一着一着を丁寧に仕立てています。
有名フォーマルブランドのサンプル制作を数多く手がけてきた経験を持ち、デザインの意図を正確に形にする高い再現力と、上質で繊細な素材を扱う確かな技術を備えています。フォーマルウェアのサンプル制作は、完璧なフィット感、細部まで妥協しない仕上げ、そして何度も繰り返される微調整が求められる、非常に高度な仕事です。
その経験を積み重ねてきた職人だからこそ、一般的なアパレル製品とは一線を画す完成度を実現しています。
製品の品質や評価は、最終的にはパタンナーと縫製職人の技量で決まる——そう言われる世界で培われた技術に、私たちは絶対的な自信を持っています。
こうした地道で丁寧な工程があるからこそ、着物スタジャンは一着一着が大切な命を宿すように生まれ変わります。